弁護士 杉井英昭

弁護士 杉井英昭
弁護士会 大阪弁護士会所属
主な取扱分野 IT法関係、ベンチャービジネス、その他企業法務全般、子ども・学校関係

メッセージ

私が弁護士として職務を行う中で大事にしているのは、依頼者の方の人生において長期的な利益を最大限もたらすためには何をするのが良いかという観点から行動指針を決めることです。

その観点からは、単に法的手続きを代理するという通常の弁護士業務に留まるものではなく、その先を見据えた解決を一緒に考えていくことになります。また、必ずしも依頼者の方自身がその時点で考えている要望をそのまま満たすだけの活動をするわけではなく、その方自身も認識されていない本当の長期的利益(これは経済的利益とは限りません。)になる方向を目指すべきであると考えています。

例えば、借金で困っている方について、単に「借金をチャラにできればいいので破産をする。」ということではなく、「借金が減った後にどのような生活設計をしていくのがよいか。」を一緒に考えて、その上で債務整理の方法を選んでいくことになります。あるいは、「相手にひどいことをされたので損害賠償を請求したい。」と思われている方について、その方の前に立ちはだかった困難を乗り越えて次のステップに移るのに必要であれば全力を尽くして損害賠償を請求しますが、逆に損害賠償請求をすることがその方の人生に必ずしもプラスにならないと思えば、そのような方法をお勧めしないこともあります。

このような方針について、見方によっては、「言うことを聞いてくれない弁護士なのか。」と思われる方もおられるかもしれません。しかし、個人であれ法人・団体であれ、長く人生が続いていくものである以上、その方の幸福を長期的に捉えて何をすべきかを考えることが、結局はその方の最大の利益になるのであり、それを目指すことがプロフェッショナルと呼ばれる弁護士の職務として重要であると考えているのです。


趣味

学生の頃から、音楽とコンピュータを趣味としてきました。音楽は、吹奏楽団でトランペットとコルネットを演奏する他、作曲・編曲をしたり、大学では指揮者を経験していました。コンピュータ関係については、アマチュアプログラマーであり、もともとゲームが好きであったことから、CG制作も含め、ゲームを制作した経験がある他、スマートフォン向けのアプリ制作もしています。

これらの経験は、弁護士実務にも活かされています。ゲーム会社やIT企業のご相談に乗る際にはコンピュータ関係の知見はもちろん直接利用できます。音楽経験は、法論理だけでは割り切れない感情の機微に関係しており、依頼者のご要望により一層応えることができたり、相手方との交渉において役立つこともあります。

東京大学法学部卒業
大阪大学大学院高等司法研究科修了
このページのトップへ